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スキーパトロールの概要

スキー場の救急隊員としての役割を追うスキーパトロール。全日本スキー連盟の公認パトロールはスキー技術やパトロール医学など様々な技術と知識のテストを突破した頼れる存在だ。彼らが119番を受けて出動する救急隊員と最も異なる点は、最大の任務がスキー事故を事前に防ぐための安全対策であるということだろう。 日本では報酬を受けて働くプロの専従パトロールと善意でスキーの安全に奉仕するボランティアパトロールが活動している。 安全を確保する義務を負っている管理者は身分が完全に保証されている公認パトロールを中心としたパトロール隊を作って安全を保とうとしている。これは万一の場合の責任の重さの判定も考慮に入れてのことだ。賠償責任や身分保障といった問題があるボランティアパトロールは、こうしたパトロール隊を支えるような形で協力するのが望ましいだろう。

FIPS(国際スキーパトロール連盟)とは

FIPSに日本が正式に加盟承認されたのは昭和54年のこと。 急激に増えるスキー傷害事故に対して協力して対応するのが目的で、各国がスキー傷害に対して行っている対策を発表したり救急技術や機材の展示を行うなどして国際交流を図った。第4回大会からはSAJ公認パトロールの参加人数や加盟国の数も大きく増えた。 2年に一度開催され、今後も発展が期待される組織である。

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