スキーの事、どこまで知ってますか

スキーの歴史は、古くて新しいです。

スキーをやっている人でも知らない事は多いですよね。ただ滑って楽しむだけなら必要ないと思う事だって多くありますね。ましてや、スキーをしない人では知らないのが当たり前な事など、スキーについての豆知識増やしてみませんか。

スキーをする前に、万が一の時などの対処の仕方を知っていないとどうでしょう。他の事と同じように事故にあってからでは遅いのです。それでもスキー場では、毎年のように怪我や事故が起きてしまうので、怪我や事故をまずは自分がおこさないようにスキー場でのマナーやルールを守るようにしましょう。

スキー場には、この万が一にの時に備えて、コース内外を含めたパトロールしている人たちがいます。パトロールしてくれる人がいるお陰もあり安全に楽しむ事ができるのです。怪我を予防するためには、救急法も知っておいて損はないと思います。

スキーは楽しいスポーツですので、楽しく滑るためにも豆知識で必要な事は覚えておいてほしいです。

「アルペン」と「ノルディック」の違い、分かりますか?

スキーといえば、オリンピックでも大人気の競技ですよね。2014年のソチオリンピックでは、「ジャンプ」「ノルディック複合」「フリースタイル」、そして「スノーボード」と、スキー競技だけで合計7つものメダルを獲得するなど、日本人スキーヤー達が大健闘を見せてくれました。

スキー競技はどの競技も、スピード感があってスリルに溢れていて、観ているだけでも楽しいですよね。2018年には“平昌オリンピック”も開催される予定ですから、いまから、日本人選手が活躍してくれることに期待が膨らみます。

ところで、オリンピックのスキー競技を観戦していると、競技の名前に「アルペン」とか「ノルディック」とか、よくわからない名称がついていることが分かります。皆さんは、この2つがどういったものなのかご存知でしょうか? 実はこれ、スキーの流派の違いなんです。スキーはスキーでも、アルプス派のスキー(アルペン)と、ノルウェー派のスキー(ノルディック)に分かれているんですね。そして、この2つの違いを理解するためには、スキーの長い長い歴史を遡らなければなりません。

かつて、スキーは狩猟のために生まれた、雪国における移動手段でした。特に現在のスキーと呼ばれているものは、北欧・ノルウェーから発祥したと言われています。古くは紀元前から使用されていたことが分かっており、有史においては9世紀頃に軍隊で使われていたことが明らかになっています。狩りのための移動手段だったスキーは、軍隊のための移動手段となったのです。

そんなノルウェー独自のスキー技術が広まったきっかけとなったのは、とある冒険家が書いた“スキー教本”でした。この本が周辺地域に影響をあたえ、やがてヨーロッパ全土にスキーの技術が広まりました。そんな中で、アルプス地方では、アルプス地方に適した独特のスキースタイルが確立されます。これこそがアルペンスキーの源流となったものになります。

私たちも一般的に経験したことのある、スキー靴のかかとを固定するスタイル。あれがアルペンスキーと呼ばれるものになります。以降、アルペンスキーが主流となってスキーは全世界に広まることになりますが、ノルディックスキーも異なる競技種目として残されることになりました。すなわち、元々ノルウェーで行われていたクロスカントリーやジャンプなどの競技はノルディックスキーの種目とされ、それ以外の競技はアルペンスキー種目とされたのです。

このように歴史をたどっていくと、アルペンとノルディックの違いがよくわかりますね。こうした豆知識を頭の片隅に置いて、次回の冬季オリンピックに臨めば、いままでよりも何倍も楽しくスキー競技を観戦できると思いますよ。

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