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スキーの医学(骨)

人体にはおよそ200個の骨がある。 大腿骨は下腿の骨と比較すればスキーで折れることは少ないが、骨折するときは岩石などの障害物との衝突による場合が多く、重い怪我となる場合が多い。 下腿には脛骨と腓骨という二本の骨がある。内側の脛骨はむこうずねともいわれる部分で、下の方に行くと内踝を作っている。また、外側の腓骨の下の部分は外踝だ。骨折や捻挫はこの踝の辺りでよく発生する。 手の骨は手根骨、中手骨、指骨で構成されている。突き指外傷と言われる怪我の中には、靱帯損傷や脱臼などが含まれ、突き指で指を引っ張る行為は脱臼の場合でなければ無意味で、靱帯を損傷している場合はさらに悪化させてしまうので行ってはならない。 肋骨を骨折した場合、呼吸で骨が動くたびに折れた場所が痛む。健側に20cm程の隙間をあけ、下の方から屋根瓦の様に絆創膏を重ねて貼ることで固定するといい。

骨折について

骨折は外部からの力で骨が損傷して発生するもので、折れ方によって横骨折、斜骨折、螺旋骨折、粉砕骨折に分類される。 骨折している人間のスキー靴を脱がす場合は、それによってさらに損傷を起こさないために注意する必要がある。脱がすだけでも大変な作業ではあるが、腫れて来るとさらに作業が難しくなるため、現場で脱がしてしまう方がいいだろう。

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