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空の見方

大体の人がやったことがあるであろう、空を見上げて雲や風向き、気温から天気を予測することを観天望気という。 観天望気では気温と風、雲の量と速さの変化をよく見ることが重要だ。冬ならば北西よりの季節風が吹いているはずなのに、南から東よりの風が吹き、気圧の低下と気温の上昇がみられるならば、低気圧か気圧の谷が西から近付いているということであり、天気が悪くなる前兆だ。天気は西と北から変化するため、その方向の空や頭上の雲に様子には注意を払おう。 地球の自転が影響して、低気圧に吹き込む風の向きは時計の反対回り、高気圧から吹き出す風の向きは時計周りとなっている。このことから、低気圧が近づいてくるときに風を背中から受ける状態の左前方45度ぐらいの方向に低気圧の中心があることがわかる。このボイス・バロットの法則のおかげで低気圧の場所と進路を予測できる。

雲の種類について

雲は形の違いで大きく10の類に分けられている。これは世界気象機関によるもので世界共通の分類だ。 巻雲は白い繊維状の雲で、ジェット気流の影響で現れた場合は多くの繊維がまとまり帯のように長くなる。ジェット気流の状態がわかるので重要だ。 積乱雲は発達した積雲の雲頂が崩れ始めたものだ。落雷に注意が必要で、日本海側の冬と太平洋側の夏に多い。

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