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索道からの救助

何かがあったときに乗客を安全に助け出す為の方法を決めておくことや、係員を訓練して充分に慣れさせておくことは法令によって事業者に義務付けられている。鉄道事業法と関連する法規によって運転されている索道では、絶対保安が運営の条件であり、故障などで復旧に時間がかかる場合に乗客を空中に取り残したままにしておくことはあり得ない。速やかかつ安全に地上に降ろし、安全な場所へと誘導する。 中所リフト用救助用具は索道で最も採用されている数の多い道具だ。伸縮型のアルミポールと軽量型応急効果用具をセットで使う。ポールに救助ロープや救助ベルト、効果用具をつけて、先端のフックを支えい索にかけ、救助ロープと救助ベルトでスキーヤーを救出する。スキーヤーの脇の下に救助ベルトがしっかり入っているかどうかに注意を払う。当然だが地上の救助員は決して救助ロープを放してはいけない。

その他の救助用具

高所リフト用救助用具は支えい索が高所にある場合の救助の問題点を解決したものだ。救助用具を山頂側の支柱に上げて支えい索に取り付け、救助ロープを地上から操作して乗客を救助する。 回収型救助用具はどのような高さの支えい索でも活用することが可能だ。救助員だけで行っていた救助作業に乗客も参加してもらうことで、救助を素早く行い救助員の疲労を減らす為につくりだされた。

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