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パトロールスキー技術(概要)

パトロールスキー技術は通常のスキー技術のような基礎技術の上に成り立っており、あらゆる状況に対応することが出来る搬送のためのスキー技術と言える。 負傷者を搬送する場合、最も大切なのはしっかりとスピードをコントロールして安全かつ確実に運ぶということである。ただし、ここでいうスピードのコントロールとは決して低速ということではない。一刻を争う人命救助の場においては安全で、かつ迅速な搬送が求められている。これにはかなり高レベルなスピードコントロール技術や体力が必要になって来るが、どんな状況にも的確に対処できるそうした技術的、体力的な余裕がないと、人から信用されるスキーパトロールになることはできないだろう。 搬送用のスキー技術には斜滑降姿勢と直滑降姿勢という二つの基本姿勢があり、それをふまえた上に横すべりとプルークという姿勢がある。

横すべり姿勢について

横すべり姿勢はスピードを制御する上でかなりの実用性があり、スキー技術における搬送技術としては欠かせないものだ。 真下に横すべりするものと斜め前に横すべりするものの二種類があり、これらをスピードや斜面の変化で使い分けていくことになる。 膝を使って角付けを操り、前や後ろに重心を動かして自由に横滑りする術をしっかりと習得しておこう。

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