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パラレルターンの歴史

スキーは最初、平地を歩くためのものだった。その後、山岳地帯で傾斜地を滑って移動するようになり、滑り始めて以降はプルークボーゲン、シュテムターン、パラレルターンの3つの時代に分けられる。現在はスキーヤーの技術や経験に合わせてこの三つを使っている。 初期のパラレルターンは、ハの字で滑るシュテムターンに対してスキーが平行になっているにもかかわらず運動の型としてはシュテムターンの範疇という滑りとして誕生した。次にジャンプ動作を使ってスキーを横に振りだして身体とスキーの位置関係を変えるジャンプパラレルターンの時代を迎え、現在のパラレルターンへと繋がっていった。 こうした技術の変化は滑るための場所や道具がよくなりよりスピードが出せるようになったことで、そのために滑り方も進化したことが要因の一つだろう。スキーがスポーツ化された歴史の証拠ともいえる。

滑り方の進化と学習

プルークボーゲンからパラレルターンへと変化するスキーの滑り方の歴史は、スキーヤーがスキーを覚えて滑れるようになるまでに学んでいく順番と見事に一致する。 1世紀近い時間をかけて改良されてきたスキーの技術の歴史は、一人のスキーヤーが成長していく様子そのものだったのだ。逆にいえばスキーヤーは短時間の間に1世紀近い歴史を技術として習得していると言える。

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