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スキーの医学(関節、筋肉)

骨と骨が繋がっている部分は、よく動く部分とほぼ動かない部分がある。よく動く部分を関節という。 スキーで関節に発生する怪我には脱臼と捻挫がある。 捻挫は靱帯や関節包等が伸びすぎたり裂けたりした場合のことで、腫れたり、動かすときに痛みが出たりする。程度にも差があり、場合によっては後遺症が残るので整形外科医の専門的な治療を受けたほうがいい。 脱臼は骨がずれて異常な位置に移動した状態で、同時に骨折している場合もあるので注意が必要だ。中途半端な治療を行うと習慣性脱臼になる可能性もある。 肩関節は動きの自由度が高く、そのため脱臼しやすい。脱臼した場合は三角巾で固定するなどしておき、病院に行ってレントゲン写真を撮影した後で元に戻してもらう。骨折のだけでなく、神経や血管に傷が出来ている場合もあるので現場で整復することは避けた方がいい。

筋肉について

筋肉は心筋と骨格筋、平滑筋の三つに分類することが出来、これは筋繊維の種類の違いだ。 筋肉は常にある程度の緊張を保っていて、全身の姿勢を支えている。脱臼を整復するときに全身麻酔を使うのは痛みをなくすためだけではなく、筋肉の緊張を取り除くことにより整復をやりやすくするためでもある。 筋肉は酸素が足りないと疲れやすく回復も遅い。高山でのスキーでは注意しよう。

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