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スキーの医学(血液、神経、その他)

人間の身体には体重のおよそ13分の1の量の血液が流れている。 出血とは通常、外出血のことを指し、皮膚と血管が傷つき血液が身体の表面へ流れ出て来ることを言う。これは見ればわかるのですぐに処置を行うことが出来るが、内出血と言って内臓破裂などにより外から見えない部分で出血を起こしている場合は患者の状態をよく観察することが大切になって来る。 脳と脊髄は神経細胞と繊維の集合であり中枢神経と呼ばれる。そこから神経が枝分かれし、末梢神経へと至る。 瞳孔は自律神経により拡大や縮小を行っており、脳に問題が発生した場合は左右の大きさが異なるなどの症状が出るため、瞳孔の様子を確認することは、患者の脳の様子を見る上で大切なことだ。 延髄には生命維持に必要な呼吸や心臓に関する中枢がある。脳内出血によりこの部分に障害が発生すると命にかかわるので直ちに適切な処置を施したい。

注意すべき病気

スキーは寒い中で激しい運動を行うスポーツであるため、無理は禁物である。 よくある風邪も悪化させると気管支炎や肺炎になってしまう。発熱や頭痛、鼻水に咳だけでなく関節や筋肉の痛み、嘔吐や下痢などの症状が同時に出ることもある。 具合の悪い人を発見したら、飲んでいる薬や病歴などを聞き、状況によっては運動を控えさせるようにした方がよい。

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