HOME知って損しない万が一の対処 > 救急措置について(外傷の処置)

救急措置について(外傷の処置)

スキーにおける外傷は捻挫が最も多く、それに切挫創や骨折、打撲が続く。中でも、足関節の捻挫と骨折、膝関節捻挫や下腿骨骨折、頭部や顔面の切挫創が代表格だ。 ABC処置とも呼ばれる救急救命処置は、心停止や呼吸停止といった命にかかわる状況でそれを救うために施す処置で、本来は医師や看護師の様な訓練を受けた人間が行うべきことだ。ただ、現場にいる人間が協力して救命措置を行えば命を助けられる場合があるので、こういった技術を知っておくことも大切である。 ABCのAは気道確保を意味し、空気が通るための口から肺までの道筋を確保し、嘔吐物などで気道が詰まることがないようにする。 Bは人工呼吸のことであり、マウス・ツー・マウス法で行う。 Cは心臓マッサージのことだ。ただ、実際は心停止の確認などが難しい為、特別な訓練を受けている人間だけが行う方がいい。

一般的な外傷に対する救急処置

RICE処置は打撲などの外傷に対して、悪化を防ぐために行う救急的な処置だ。 Rは安静のこと。どのような傷でも、休ませることが大切だ。 Iは氷冷のこと。内出血などを予防するため1日から2日は冷やすようにしよう。 Cは圧迫のこと。包帯などを用いて行うことにより出血などに対処する。 Eは高挙のこと。腫脹を防ぐため患部を持ちあげて血液の循環を助ける。

ページTOPへ