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怪我をしないために

1980年代、用具が改良されたり、スキー場側の努力やスキーヤーへ教育が行き届いてきたこともあり、スキーで怪我をする確率は減っていった。それでも10,000人いれば5人から10人は怪我をしている。年齢別にみれば、怪我が多いのは20歳代の若者。また、10代と20代では男女で怪我を負う確率に違いは見られないものの、骨折などが多い男性に対して、女性では打撲と捻挫が目立っており、この辺りはスピードやスキー技術の差によるものと思われる。 怪我がよく発生するのは、初心者が多く混雑している緩やかな斜面だ。こうした坂が緩い場所では緊張感が緩んでしまうことも事故の原因だろう。また、凹凸の多い斜面よりも、整備されたスムースな斜面の方がスピードの出しすぎなどによる怪我が多いことも覚えておきたい。 自分で転んで怪我をすることが多いので、安全な転び方を覚えておくことが大切だ。

怪我の種類

スキーの怪我でよくみられるのは切挫創や捻挫、また打撲や脱臼、骨折といったものだ。他に命の危険があるものとしては腹部内臓や、頭部、脊椎が損傷を受けてしまう場合がある。 怪我の他にも、寒さから来る凍傷や痙攣、失神。また、命の危険がある心筋梗塞や脳出血。その他、疲労から来る風邪などにも注意を払い、万全の体調でスキーを楽しむようにしたい。

スキーの転び方について

スキーで転び方を間違えてしまうと、大きな怪我に繋がる可能性がある。スキー初心者は怪我をしないように スキーの板に対して横に転ぶのが適切だ。後ろに倒れても、スキーの板は正面を向いているので、坂をそのまま下ってしまうので注意が必要。適切な転び方をすることで、自分が怪我をせず、他の人を巻き込むこともないだろう。スキー初心者はまず、「横に転ぶ」ということをしっかりと頭に入れておこう。

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